青木が明かす、侍の強さの要因 09年と比較し「チームみんなが引っ張ってる」

いよいよ決勝Rの舞台・米国へ、「自信を持ってやっていきたい」

 野球日本代表「侍ジャパン」の青木宣親外野手(アストロズ)が、第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンドの激闘から一夜明けた16日、記者会見を行った。日本は開幕から無傷の6連勝という快進撃で、4大会連続の決勝ラウンド進出。準決勝では、メジャーリーガーを揃えるドミニカ共和国、米国、プエルトリコ、ベネズエラのいずれかと対戦するが、「チーム全体でやっていけば勝てる」とあらためてチームメートを“鼓舞”した。

 自身は日頃からバリバリのメジャーリーガーと対戦しているだけに、その言葉は説得力十分。「次の相手からは、自分はほとんどの選手を知ってるし、どのくらいのレベルかも分かってるつもり。素晴らしい選手ばかりだけど、日本のチーム全体でやっていけば勝てる。自信を持ってやっていきたい」。侍ジャパン唯一のメジャーリーガーは、スター軍団撃破に意欲を見せた。

 東京ラウンドでは中国戦を除く5試合に出場し、20打数4安打の打率.200。まだ本調子とはいえないが、進塁打などでチャンスを演出する場面もあった。また、ベンチでは円陣を組んで選手に声をかけるなど、接戦続きの中でリーダーシップを発揮。青木の“声出し”後に高い確率で得点が入るなど、チーム内での存在感は際立っている。

 ただ、過去2度の世界一を経験している青木は、2009年の第2回大会を振り返り、「あの時は本当にイチローさん、城島さん、福留さん、岩村さん、松坂さんとか、たくさんメジャーリーガーがいて、イチローさんを中心に存在感で引っ張ってくれた。今のチームはみんなが引っ張っているというか、そんな気がする。いい感じでチームの流れが来ている」と、小久保ジャパンの“チーム力”の高さを強調する。

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