ソフトB江川が開幕1軍生き残り「必死にアピール」 巨人戦でOP戦1号&3打点

2日連続でアピールに成功「自分のスイングが出来た」

 ソフトバンクの江川智晃外野手が、開幕1軍生き残りへ猛アピールした。16日の巨人とのオープン戦に「6番中堅」で先発出場すると、オープン戦第1号となる2ランを含む2安打3打点。宮崎キャンプからB組で調整を続けてきた30歳が、結果を残した。

 2回1死一塁で回ってきた第1打席。かつてのチームメートである巨人先発の杉内の、1ボール1ストライクからの3球目、抜けたスライダーを逃さなかった。完璧に捉えた打球は左中間スタンドへと飛び込む2ラン。「自分のスイングが出来て、いいアピールになったと思う」と振り返った。

 4回2死一塁での第2打席でも左中間への適時二塁打を放ち「必死にアピールを続けていきたい」。6回の打席で代打を送られたため、この日は2打数2安打3打点。勝負強さを存分に発揮した。

 宮崎キャンプはマイペース調整を許され、B組で調整を続け、ようやく15日から城所龍磨とともにA組に合流。早速15日の巨人戦でも3打数1安打1打点としており、2日連続でアピールに成功。多士済々の外野手争い。遅れてきた大砲も、生き残りに必死だ。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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