侍ジャパンと準決勝で激突、米国先発に昨季16勝右腕ロアークが浮上

22日の準決勝で侍Jとの対戦が決まった米国

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は4強が出揃った。20日(日本時間21日)にプエルトリコとオランダ、21日(日本時間22日)に侍ジャパンとアメリカが準決勝を戦う。

 18日(日本時間19日)の2次ラウンドF組最終戦で前回大会覇者のドミニカ共和国に競り勝ったアメリカは日本戦の先発に昨季メジャー16勝のナショルズ右腕タナー・ロアークになる可能性が浮上している。地元紙「USAトゥデー」など複数の米メディアが伝えている。

「USAトゥデー」は、アメリカ代表を率いるジム・リーランド監督がロアークを先発登板させる方針であることをレポート。レイズ右腕クリス・アーチャーが準決勝からチームに再合流する見通しを伝えつつ、「リーランド監督は火曜日の日本戦をロアークで行こうと望んでいる」と報じている。

 30歳のロアークは昨季キャリア最多の16勝(10敗)を挙げた。防御率も2.83と安定した投球を披露。メジャー通算4シーズンでは42勝28敗、防御率3.01をマークしている。しかし今大会は唯一の登板となった1次ラウンド第2戦のドミニカ共和国戦で2番手で登板し、1回1/3で3安打2四球3失点、防御率20.25となっている。一方、1次ラウンドのコロンビア戦で先発し、4回無失点と好投したアーチャーはロングリリーフが予想されている。

 悲願の初優勝を目指すアメリカ、2大会ぶり3度目の世界一を目指す侍ジャパンともに負けられない一戦。侍ジャパンは相手の投手陣を攻略し、決勝へと駒を進めることができるか。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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