侍J中田、時差ボケ感じさせぬ柵越え連発「日本の球場とはスケールが違う」

大一番の準決勝アメリカ戦を控え「雰囲気や全ての面で楽しんでいけたら」

 野球日本代表「侍ジャパン」の中田翔内野手が20日(日本時間21日)、翌日に迫る第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝のアメリカ戦へ向けて、決戦の舞台となるドジャースタジアムで最終調整を行った。

 フリー打撃では左翼席へ柵越えを飛ばし、「(ドジャースタジアムは)日本の球場とはスケールが違いますし、すごくやっていて気持ち良かったです。アウェー感が半端ないと思いますけど、明日を楽しみに一日を過ごしたいなと思います」と意気込みを語った。

 2次ラウンド1位突破を果たし、アメリカ入りしてから5日目。19日(同20日)のドジャースとの練習試合では腰の張りを吹き飛ばすタイムリーを放ったが、まだ時差ボケに苦しんでいるという。「もう最悪です。眠れますけど、夜中にしょっちゅう起きる感じですね」と苦笑いだ。

 野球の母国・米国での試合で完全アウェーの中での試合が予想される。「(アウェーが)好きな人間はいなと思う。雰囲気や全ての面で楽しんでいけたらいいかなと思います。投手が楽に投げてもらえるような形を作って、守り勝つような野球を目指していければ」と、逆風に負けない試合展開を約束した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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