WBC準決勝のカギは「ビデオ判定」か? 侍J小久保監督「積極的に使う印象」

準決勝アメリカ戦での勝敗を左右するポイントになるか?

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの優勝を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、ドジャースタジアムを舞台にアメリカ合衆国代表と準決勝を戦う。負けたら終わりの一発勝負に臨む小久保裕紀監督は、決戦を前に「昨日はゆっくり眠れました」と晴れやかな表情で会見に臨んだ。

 前日20日(同21日)に行われた準決勝では、プエルトリコとオランダが死闘を演じた。初回に両軍がホームランで点を取り合い、途中にはオランダ代表バレンティンが頭部付近にボールを投げられて激高。両軍ベンチが飛び出すなど緊張感が漂った。試合はタイブレーク方式の延長11回裏、プエルトリコがロサリオの中犠飛で勝利を収めた。

 この激戦の様子をテレビ観戦していたという小久保監督は「すさまじい初回の攻防があって、相手の隙を見逃さないモリーナのさすがのプレーがありましたしね。最後は他の国のことですけど、タイブレークを非常にハラハラして見ていました」と、前夜を振り返った。両軍が演じた激戦に心揺さぶられたと同時に、決勝ラウンドから加わった「ビデオ判定」に関心を引かれたようだ。

「やはりビデオ判定っていうのが、日本ではなかな馴染みがない。非常に際どいプレーに対して、積極的にビデオ判定を使うなって印象を持っています」

 試合の流れを左右しかねないビデオ判定。アメリカとの重要な決戦で、小久保監督はどのようなタイミングでビデオ判定を使ってくるのか。準決勝を見る1つのポイントとなりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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