侍、名手・菊池の痛恨エラーから先制点を献上 客席からは「USAコール」

好投の菅野が4回にマカチェンに先制打を浴びる

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2大会ぶりの優勝を目指す野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、ドジャースタジアムでの準決勝で米国と対戦。4回に名手・菊池涼介内野手(広島)の痛恨のエラーからピンチを招き、エース菅野智之投手(読売)が先制点を奪われた。

 3回まで1安打無失点と好投を続けてきた菅野。この回も先頭のジョーンズを空振り三振に仕留めた。続くイエリチはニゴロに打ち取ったが、土と芝生の切れ目で守っていた菊池が大きく弾き、ボールは転々。イエリチは快足を飛ばして二塁に進んだ。

 続くアレナドはフルカウントから148キロのど真ん中への直球で空振り三振。しかし、続くホスマーは2球で追い込みながら、フルカウントからの四球で2死一、二塁とされると、マカチェンにはスライダーをレフト前に運ばれ、先制点を奪われた。球場からはUSAコールの大合唱が響いた。

 さらに、ポージーは内野後方にフラフラと上がるフライを打ったが、遊撃の坂本が背走し、最後は倒れ込みながら好捕。落ちていれば追加点となっていたが、坂本が救って3アウトとした。

 菊池は3回、無死一塁で強打者スタントンの強烈なゴロをさばいた松田から二塁でボールを受け、一塁に転送。併殺を完成させたかに見えたが、足が二塁ベースから離れていたとしてビデオ判定となり、セーフに覆っていた。ここでは菅野が踏ん張り、ピンチを切り抜けていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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