米国が侍J破り初の決勝へ 7投手継投で1点差逃げ切り、プエルトリコと激突
米国が初の決勝進出
21日(日本時間22日)にドジャースタジアムで行われた第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でアメリカが侍ジャパンを2-1で破り、初の決勝進出を果たした。同点の8回に1点勝ち越しに成功。7投手の継投で侍打線を1得点に封じ、競り勝った。22日(同23日)の決勝では初優勝をかけてプエルトリコと激突する。
悪天候で迎えた大一番。3万3462人の観衆が足を運んだ試合で決勝進出を果たしたのはアメリカだった。
ロアーク、菅野の両先発が好投を見せ、3回まで両軍無得点。迎えた4回、アメリカは1死からイエリチの鋭い打球が菊池のエラーを誘い、二塁へ。その後、2死一、二塁からマカチェンがレフト前に先制のタイムリーを放った。
6回には2番手のN・ジョーンズが菊池に同点ソロを浴びたものの、8回、千賀からクロフォード、キンズラーが連打で1死二、三塁とチャンスを作る。ここでA・ジョーンズはボテボテの三ゴロも、松田がボールをつかみ損ねる間にクロフォードが生還。勝ち越しに成功した。
その裏、準決勝から合流したメランソンが先頭の代打・内川に右前打、青木に四球で2死一、二塁とピンチを招いたが、代わった6番手右腕ニシェクが筒香を右飛に打ち取り、得点を許さない。9回はグレガーソンが締めて粘る日本を振り切った。
世界最高峰の選手が集うリーグを有しながらも、WBCでの最高成績は2009年第2回大会のベスト4。これまでは決勝の舞台にもたどり着けなかった。第4回にして初のファイナルへ進出したアメリカ。22日(同23日)に初の栄冠をかけてプエルトリコとの決戦に臨む。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count