ソフトB“勝利の方程式” サファテにつなぐ8回に岩嵜起用、工藤監督明言
WBC参加のスアレス負傷、全治1か月
ソフトバンクの岩嵜翔投手が、勝利の方程式の8回を担うことになった。22日の阪神戦(ヤフオクD)で1点リードの8回に登板し、三者凡退に切って取り、9回の守護神サファテへとバトンをつないだ右腕。工藤公康監督は「そういう形(8回岩嵜、9回サファテ)になると思います」と明言した。
ベネズエラ代表としてWBCに出場していたロベルト・スアレス投手が、大会中に右前腕部の肉離れを負い、全治1か月と診断。勝利の方程式の一角を担うはずだった右腕を欠くことになり、元々、スアレス、サファテとともに勝利の方程式を担う予定だった岩嵜を8回に据えることになった。
昨季途中から抜群の安定感を見せてきた岩嵜。今季のオープン戦でも6試合に登板して、6イニングを無失点に抑えており、不安はないと言えるだろう。8回岩嵜、9回サファテが固まり、目下のテーマは7回を任せる人材探し。森唯斗、寺原隼人、石川柊太、飯田優也、ベテランの五十嵐亮太などが候補か。オープン戦残り4試合。勝利の方程式の最後の1枠は誰が掴み取るだろうか。
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福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani