米国がイエリチ適時打などで4点リードに ストローマンは6回まで無安打投球

イチロー同僚の勝負強い打撃などで5回に2点追加

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が22日(日本時間23日)にドジャースタジアムで行われ、ともに初優勝を目指す米国とプエルトリコが対戦。米国が4回にクリスティアン・イエリチ外野手(マーリンズ)、アンドリュー・マカチェン(パイレーツ)のタイムリーで追加点を奪い、3点差とした。

 2-0で迎えた5回。米国は先制弾のキンズラーがレフト前ヒットで出塁。プエルトリコ先発ルーゴは、続くジョーンズに四球を与えて無死一、二塁とされる。続くイエリチはスライダーをライト前に運んだ。キンズラーが生還し、3点差に。なおも無死一、二塁のピンチで、プエルトリコは先発ルーゴを諦めて2番手ヒメネスをマウンドに送った。

 続く不調の4番アレナドはバントを試みるも、失敗で1死一、二塁。ホスマーは遊ゴロに倒れたが、2死一、三塁となってからマカチェンが遊撃内野安打。名手リンドアがダイビングキャッチで食らいつき、三遊間の深い位置から一塁にストライク送球も及ばずセーフとなり、米国に4点目が入った。

 マーリンズではチームメートのイチローに心酔するイエリチの勝負強い一打などで、悲願の初優勝を狙う米国が貴重な追加点をもぎ取った。一方、先発のストローマンはプエルトリコ打線を相手に6回までノーヒットピッチングを続けている。決勝ラウンドの球数制限は95球だが、ストローマンは6回までわずか68球となっている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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