田中将大がまた無失点の好投 5試合防御率0.00に指揮官驚嘆「並外れている」
無失点投球続ける右腕にジラルディ監督「滅多にないこと」
ヤンキースの田中将大投手がオープン戦でまたも無失点投球を見せた。22日(日本時間23日)のフィリーズ戦に先発し、6回途中を3安打1四球3奪三振で無失点と好投。ここまで5試合すべてで点を許しておらず、オープン戦の防御率は0.00だ。快投を続けている右腕にヤンキースのジラルディ監督も「彼の春は並外れている」と驚嘆している。米紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が伝えている。
右腕は初回、先頭のヘルナンデスにいきなりヒットを浴びたが、後続を断ってゼロに抑えると、2回も2死からハニガンにヒットを許したものの、後続を三振に斬った。3回は1死からヘルナンデスに2打席連続の安打となる二塁打を浴びたが、ここも三振、一ゴロと仕留めて点を与えない。4回、5回も無失点に封じると、6回1死から四球を出したところで降板となった。試合はヤンキースが7-3と勝利した。
田中はこの日、3者凡退は5回のみでそれ以外は毎回走者を背負う展開となったが、要所を締めて5回1/3を零封。ここまで登板した全5試合で無失点投球を続けており、計18.2イニングを投げ、6安打3四球で22奪三振。記事では本人がこの日の投球について納得してない様子をレポートしつつ、指揮官は「彼は本当に良かったよ、またしてもね」と称賛。「彼の春は並外れている。開幕を迎えるまで、あともう1試合に先発する予定だ。本当に良い状態だよ」とコメントしている。また、ここまで防御率0.00と圧巻の投球を見せていることについて、「時々目にするかもしれない、でも滅多にないことだよ」と漏らしたという。
メジャー4年目を迎える右腕はここまで順調な仕上がりを披露。期待は高まるばかりだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count