OP戦いまだ1敗、鈴木が明かすロッテ好調の要因「僕が言うのも何ですが…」

中村と伊志嶺も本塁打「がむしゃらにアピールしていくしかない」

 伊東監督は二塁コンバートで得られるプラス面を打撃向上に置いている。狙いはクリーンアップでの3割超え。本人も「シーズンが終わって、コンバートが成功だったといわれる結果を残したい」とオープン戦での結果に浮かれる様子は当然ない。「僕の口から言うのも何ですが、こうやってみんなが打って勝つのも、一人一人が、どんな形でも塁に出てつなごうという意識があるから」と話す。

 平沢と遊撃争いを繰り広げる中村が4回にオープン戦1号2ランを打てば、ケガで昨年はわずか3試合出場に終わり、外野のレギュラーポジション再奪取を狙う伊志嶺は「がむしゃらにアピールしていくしかない」と9回にバックスクリーンへ同1号2ランを放った。

 春の珍事と言われないためには、開幕からいきなり激突する昨年ダントツ上位2チームとの計6試合、ソフトバンク、日本ハムとの対戦が重要になってくる。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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