松坂大輔、OP戦快投も開幕ローテ外れる…ソフトバンク先発ローテ6投手は?
工藤監督も悩み吐露、熾烈争いのソフトB先発陣
ソフトバンクの開幕ローテが固まった。25日の広島とのオープン戦(ヤフオクD)で7回ノーヒットの好投を見せた松坂大輔投手だったが、摂津正投手とともにこの日の試合後に開幕ローテから外れることが通告された。
これにより、オープン戦のローテを担ってきた投手で生き残ったのは、31日のロッテ戦(ヤフオクD)での開幕投手に決まっている和田毅、そして東浜巨、中田賢一の3人だけとなった。
この日から、WBCで侍ジャパンで唯一ベストナインに選出された千賀滉大、武田翔太がチームに合流。松坂、摂津が開幕ローテから漏れたことで、既にチームに合流していたオランダ代表のバンデンハークと、千賀、武田が開幕カードから先発ローテ入りすることが確実に。キャンプから激しい競争が繰り広げられてきたが、WBC組の体調にも問題はなさそうで、本命の6人が開幕ローテに顔を揃えることになりそうだ。
この日の試合後、工藤公康監督は「非常に悩ましいところ。苦渋の決断はしないといけない。総合的に評価しないといけないので。ただ、漏れた選手もコンディションを整えて準備しておいてもらいたい」とコメント。松坂、摂津、そして大隣らは有事の際のバックアップとして待機することになる。
【了】
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani