ハム西川「ひらめき」で状態上向き 3安打固め打ち&4打点「ハマってきた」

8回に走者一掃の逆転三塁打

 日本ハムの西川遥輝外野手が、開幕に向けて状態を上げてきた。25日のヤクルト戦(札幌ドーム)でオープン戦初の3安打固め打ち。「いわゆるハマってきたなという感じ」と手応えを口にした。

 1回に右前打で出塁すると、2回には2死一、二塁で内角球を左前へ弾き返す先制打を放った。さらに1点を追う8回1死満塁の好機では、カウント0-2と追い込まれながらも低めのフォークを右翼線へ運ぶ走者一掃の逆転三塁打。3安打4打点の活躍でチームに勝利をもたらした。

 昨季はリーグ2位の打率.314の成績を残したが、今季はこの試合前まで打率.196と納得のいかない打席が多かった。

「うまくピースがはまっていない感じで、探して試行錯誤していた。強く振ろうとしても強く振れない。上と下が合っていないのか、力の入り方が悪いのか。でも、ひらめきでここ10日間くらい良い状態が続いている」

 独特の言い回しで上昇カーブを表現した。

「状態は上がっているので、けがをしないように」と31日の開幕を見据えた。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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