楽天、開幕5日前の試練 開幕投手・岸がインフルエンザ 緊急事態の“予兆”
代役は則本か、釜田、辛島、美馬も候補…この試練をどう乗り切るのか
岸投手の開幕投手が白紙になったことで、2017年は誰から始まるのか。再びエースの則本投手に期待する声もあるかもしれないが、侍ジャパンでは先発、中継ぎ、抑えどこでも行けるように、という調整をこなし、チームに合流した25日からの2試合でも登板はなし、という状況で、5日後の開幕戦に間に合わせるのは容易ではない。
であれば、オープン戦の顔ぶれと、昨年までの先発としての経験を踏まえると、釜田投手、辛島投手、美馬投手が考えられる。首脳陣にとって、重要なテーマを、早急に決定しなければならなくなった。
インフルエンザはプロ野球のキャンプが行われる2月中に、各球団で感染者が出ることは珍しくないが、開幕直前のこの時期は想定外だろう。2009年の8月に、北海道日本ハムでインフルエンザの集団感染が発表され、さらに、陽性ではなかったが体調不良者も続出するという異常事態が起こった。くしくも、当時の監督は現楽天の梨田監督。その年はチームを優勝に導いたが、今回のこの試練は、どう乗り切っていくか。
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
「パ・リーグ インサイト」編集部●文