ソフトB千賀、帰国後初ブルペンで111球 NPB球は「やっぱり投げやすい」
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WBCでは日本勢唯一ベストナイン選出
ソフトバンクの千賀滉大投手が28日、WBCから帰国後初めて、ブルペンでの投球練習を行なった。シーズン開幕となる31日のロッテ戦(ヤフオクD)に向け、チームはこの日から全体練習を再開。27日はオフだった右腕は、本拠地内のブルペンで変化球やクイックなどを交えて、111球を投げ込んだ。
22日(現地時間21日)の準決勝・アメリカ戦でのリリーフ登板から中5日。久々のNPB球でのピッチングに「悪くなかったです。最初は引っかかったりしていましたけど、投げていくうちに良くなった。やっぱり(NPB球は)投げやすい」と表情は明るかった。ウエスタンリーグなどには登板せずに、シーズンへと突入するだけに「1度は放っておかないと」と、これが調整登板となる意味合いが強い。
ここから中6日で、開幕2カード目の4月4日・楽天戦(Koboパーク宮城)で今シーズン初先発する見込みの千賀。「今のところブルペンでは、投げることに関しての不安はない。あとは仙台の寒さだけですね」。侍ジャパンで唯一、WBCの大会ベストナインに選出された千賀。敵地・仙台で、米国を驚かせた右腕が今季初のマウンドに上がる。
【了】
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani
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