田中将大、OP戦最終登板で初失点も圧巻防御率0.38 指揮官称賛「とても満足」

6登板で防御率0.38、地元メディア「開幕に向けて準備万端」

 今季3年連続で開幕投手を務めることが決まっているヤンキースの田中将大投手が28日(日本時間29日)のタイガース戦でオープン戦初失点を喫した。初回に2点を奪われ、5回を3安打2四球6奪三振で2失点(自責1)。オープン戦最後の登板で、無失点イニングは18回2/3で途切れたが、現地では上々の評価を得ている。二ュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」が伝えている。試合はヤンキースが3-6で敗れた。

 田中はこの日、初回から連打を浴びて失点。その後も味方のミスが絡んでこの回2点を失った。この試合の前まで5試合、18回2/3で無失点を続けてきたが、6試合目にして初失点。それでも2回以降は立て直し、5回まで追加点を許さなかった。

 これで今季のオープン戦では3勝1敗、防御率0.38で終了。これを受け、「NJ.com」は「日本人右腕は開幕に向けて準備万端のようだ」と伝え、その仕上がりを高く評価した。ヤンキースのジラルディ監督も記事の中で「彼の今春の成績にはとても満足している。間違いなく彼は準備万端だ」と称賛している。

 開幕戦は4月2日(同3日)の敵地レイズ戦。昨季自身初めてメジャーでシーズンを通して投げぬいた右腕は今季どんな活躍を見せてくれるのか。さらなる飛躍を予感させるオープン戦となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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