ルーキーイヤーに1軍経験、パ注目のプロ2年目野手は?

楽天で正捕手獲り狙う足立、オリも多くのルーキーが1軍経験

 楽天では上位指名されたオコエや茂木が注目される中で、足立が着実に出場試合数を伸ばしていった。5月に故障した正捕手・嶋選手に代わって1軍昇格を果たすと、結果的にシーズン終了まで帯同し73試合に出場。2軍では2割に届かなかった打率は.227を記録し初本塁打も放つなど、嶋に続く2番手捕手として名乗りを上げた。今後は2番手にとどまらず、正捕手獲りも一気に狙いたい。

 オリックスは開幕からチームが低迷。選手が活発に入れ替わったことで、投手も含め新人10人中高卒ルーキーの吉田凌、佐藤世那両投手を除いた8人が1軍を経験した。野手ではドラフト1位の吉田正尚が10本塁打を記録して注目を集めたが、社会人から入団した鈴木昂平、杉本裕太郎両選手も1軍の舞台を経験した。

 鈴木は守備固めとしての出場が大半を占めながらも45試合に出場。今季はファームで打率.217にとどまったバッティングを向上させ、内野のレギュラー獲りを目指す。開幕前には首脳陣からその能力への高い評価を得ていた杉本だが、昨季の1軍出場は1試合。2軍では3本塁打を記録するなど持ち味である長打力を披露しただけに、今季の活躍に期待したい。

 ルーキーイヤーから1軍を経験することは、その選手にとって大きな財産となるだけでなく、チームからの大きな期待を背負っていることを意味する。昨季1軍を経験した選手たちが今年どんな活躍を見せるか。また今季は何人の新人が1軍の舞台に姿を現すか、注目だ。

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