ロッテ涌井、3年連続8度目の開幕投手へ「投手がキーマンだと常に思ってる」

昨季までの同僚デスパイネ対策は「特にない」も…「何かが見えると思う」

 ロッテの涌井秀章投手は、開幕投手を務める31日のソフトバンク戦(ヤフオクD)に自然体で臨む。3年連続8度目の大役を託された右腕は30日、敵地でキャッチボールなどで最終調整を行い「何も変わらず、緊張もないです。投げる試合は投手がキーマンだと常に思っている。チームに流れを引き寄せて、勝ちに導けるピッチングをしたい」と語った。

 昨季までチームメートだったデスパイネが加わり、さらに厚さを増したソフトバンク打線。「全員が打つ力を持っている。全員をマークしていきたい。(デスパイネ対策は)特にないですけど、彼が打席に入って、自分がマウンドに立って何かが見えると思う。普通に、意識することなく、自分らしくいきたいと思います」とした。

 自身8度目となる開幕のマウンド。現役選手では最多の開幕戦5勝をマークしている。「色んな緊張するところは過去に何回も投げているので。1アウトを取るまでは緊張するけど、取れれば普通になる。最初の打者できっちりアウトを取れればいいと思う」。実績、経験ともに兼ね揃える涌井。気負うことなく、開幕戦のマウンドへと上がる。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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