「誰が不可能と言える?」 イチロー「50歳現役」にMLB公式サイトも“太鼓判”

地元紙の特集を紹介「野球の魔術師は50歳までの現役続行を望む」

 常々、50歳までの現役続行を目標に掲げるマーリンズのイチロー外野手。今季メジャー17年目を迎える43歳のレジェンドが、地元紙にその目標を改めて明言したことで、大きな話題となっている。MLB公式サイトは「野球の魔法使い」と絶賛している。

「イチロー・スズキ、野球の魔術師は50歳までの現役続行を望む」と特集したのはMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」だ。記事ではイチローの健在ぶりを高く評価している。

「我々はかつてイチロー・スズキが魔法使いかもしれないと報じた。彼はMLBデビュー直後、MLB史上に残るハイライトをもたらした」として、「レーザービーム」という言葉を生み出した、右翼から三塁への強烈な送球を見られる動画のリンクを紹介。さらに「16年間で3000安打以上を積み上げ、昨季42歳にして、打率.291、出塁率.354、長打率.376という素晴らしい記録を残した。彼は10盗塁に三塁打5本も放ったのだ!」と称えている。

 そして、イチローが地元紙「マイアミ・ヘラルド」の取材に対して、50歳まで現役続行という目標への強い思いを新たに表明したことを紹介。「この話をする時は、ジョークで言っているわけではありません」という本人の言葉に触れつつ、メジャーで50歳近くまでプレーした選手が少ないことも伝えている。

 記事では、1995年にロッテでプレーしたフリオ・フランコ氏とメジャー通算269勝を誇るジェイミー・モイヤー氏が49歳までプレーしたのが、稀有な例だと指摘。だが、メジャー史上30人目の3000安打を達成したレジェンドなら、50歳まで現役続行という“偉業”を達成するかもしれない。「Cut4」でも「誰が、イチローには不可能だと言えるのか?」として、オフシーズンも休まずに野球に取り組んでいるイチローの求道者ぶりを紹介している。

 さらに最後には、イチローが今季オープン戦でも順調な仕上がり具合を見せているというデータも掲載。「彼はこの春、43打席でクールに打率.302を記録。そして、2018年シーズンのクラブオプションもある。我々もそれ(50歳現役)に乗ろうじゃないか、イチロー」と、背番号51の目標達成に“太鼓判”を押した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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