今季1号の広島新井、黒星発進も悲観せず「みんな最後まで諦めずやっている」
開幕戦7回に1号
広島の新井貴浩が3月31日の阪神との開幕戦で、7回に阪神2番手の桑原謙太朗から今季1号本塁打を放った。
地元での開幕戦で、白星スタートとはいかなかった。「負けたら143分の1。そう考えるだけ」と淡々と話した。序盤から失点を重ねる展開となったが、「何点差がついてもみんな最後まで諦めずにやっている」と、粘りを見せた打線に悲観する様子はなかった。
第3打席までヒットが出ず、5回には2死満塁のチャンスで三振に倒れた。ラッキーセブンの第4打席に出た本塁打は、追い上げムードを加速する一本となった。開幕戦でいきなり今季1号本塁打が出たが、新井は「(ホームランは)それはそれとして、明日に備えて、また準備するだけ」と気持ちを切り替えていた。
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大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo