広島中崎、3四球も被安打0…“守護神確定”前に今季初勝利「よかったと思う」

昨季34セーブも…緒方監督は「最初は一番後ろで投げてもらう」

 広島の中崎翔太が1日の阪神戦で9回から登板し、2イニングを無失点に抑えて勝利投手となった。打者8人に対して3四球を与えたが、被安打0でチームのサヨナラ勝利につなげた投球に、中崎は「最初にしてはよかったと思う」と、表情は明るかった。

 キャンプ中にインフルエンザを発症し、オープン戦でも今一つの内容が続いていた。緒方監督も「最初は一番後ろで投げてもらう」と、“守護神確定”とはいかない言い回しだったが、初登板で結果を残した。

「攻撃陣が同点にしてくれたので、なんとか抑えたかった」という中崎は「投げていて感触は悪くなかった。状態もだいぶ良くなっている。もっと投げていけば、四球も減らせると思う」と、クローザー定着へ手応えを口にした。ジョンソン、岡田と先発2人が不安なスタートを切った中、昨季34セーブを挙げた守護神の出来がチームの浮沈を左右することになる。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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