広島「タナキクマル」が3人で計10安打の大暴れ! 2連勝で開幕勝ち越し

九里が好投で今季初勝利、阪神は糸井の移籍1号による1点のみで大敗

 広島は2日、本拠地での阪神戦に9-1で大勝し、2連勝で開幕カード勝ち越しを決めた。1番・田中が4安打、2番・菊池は2安打1打点、3番・丸も4安打1打点と「タナキクマル」が躍動し、先発・九里は6回6安打1失点8奪三振の好投で今季初勝利を挙げた。阪神は糸井の移籍1号となるソロ本塁打の1点のみに終わり、投手陣も失点を重ねた。

 まずは初回、広島は田中、菊池、丸の3連打で阪神先発・能見から2点を先制。阪神が3回に糸井のソロ本塁打で1点差とするも、その裏には田中と丸のヒットでチャンスを作り、4番・新井の2点タイムリーが飛び出した。

 九里は5回、2四死球などで1死満塁のピンチを招くも、原口を三ゴロ併殺打に仕留めて無失点。6回は先頭・鳥谷にヒットを許したが、続く北條を併殺に仕留めて3人で攻撃を終わらせた。

 7回は2番手・今村が3者凡退の快投。すると、その裏の攻撃で追加点をもぎ取る。無死一、二塁で鈴木が阪神の3番手・岩崎からタイムリー。なおも無死満塁のチャンスで小窪は空振り三振も、會澤の右飛を福留が失策。2点を加えた。さらに、代打・堂林がレフトへ2点タイムリー。9-1と大きくリードを広げた。

 8回は薮田、9回はブレイシアが抑え、そのまま快勝。開幕カード勝ち越しを決めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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