ロッテ唐川、悔いが残る7回の1球「選択ミスでもあるし、失投でもある」

味方打線が逆転した直後の7回「せっかく逆転してもらったのに…」

 ロッテの唐川侑己投手が、1球を悔やんだ。今季初先発となった2日のソフトバンク戦。7回途中で降板した右腕は「せっかく逆転してもらったのに同点本塁打。反省だし、次に生かさないといけない」と肩を落とした。

 その場面は、2点を先行されながら、味方が逆転して迎えた7回。代打・長谷川を空振り三振に切り、1死として迎えた上林の打席だった。カウント2ボール1ストライクからの4球目。「田村のサインに首を振って投げた。真っすぐ、スライダーが抜けることが多かったし、次の球を考えて、外したいな、と」。右腕の選択はカーブ。右翼ポール際スタンドへ運ばれる同点ソロを浴びた。

「選択ミスでもあるし、失投でもある」と悔やむ1球。その後、2死一、二塁とされて降板すると、後を託した大嶺祐が内川に決勝の2点適時二塁打を浴びた。

「(開幕しての)2試合苦しい展開で、先制点を与えてしまった。そこから逆転してもらってからの同点本塁打だったので」と唐川。チームは開幕3連敗となった。

【了】

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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