DeNA、不安残すサヨナラ負けで開幕負け越し 昨季CS進出の立役者たちが…

昨季6失策の倉本が2失策、田中健と須田が打たれて…

 DeNAは2日、ヤクルト戦(神宮)に延長10回の末にサヨナラ満塁弾を許して4-8で敗戦。開幕カードを1勝2敗で終えた。

 まさかの結末だ。昨季、球団初のクライマックスシリーズ進出に貢献した立役者たちが、敗戦を“演出”してしまった。

 1回に幸先よく1点を先制したが、その裏に1回無死一塁から、ヤクルト・坂口は遊撃へのゴロ。併殺と思われた瞬間、DeNA倉本が捕球し損ねて一、二塁に。デビュー戦となったドラフト1位の浜口に厳しい状況を招くと、そこから2点を失った。

 倉本は同点の9回にも1死一塁から大引のゴロを捕球。相手がエンドランをかけていたため、二塁ベースへ入ろうとしていた倉本は、逆をつかれた厳しい体勢となり、そこから一塁封殺を狙うも悪送球となって二、三塁に。その後、マウンドの三上が無失点に切り抜けたものの、昨季は遊撃としてリーグ2位の守備率.989を誇り、失策もわずか6だった倉本が、早くも2失策を犯してしまった。

 延長10回には5番手で登板した田中健が1死から畠山に左前打を浴びると、そこから連続四死球で満塁にして降板。6番手の須田は代打・鵜久森にサヨナラ満塁弾を浴びた。田中健は昨季61試合、須田は同62試合に登板し、ともに自己最多登板数で中継ぎ陣としてフル回転した。今季への〝蓄積疲労〟が懸念されるだけに、ファンにとっては心配な結末となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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