広島丸、開幕3戦で打率.636&5打点に「続けたい」 好調の要因は…?

4安打で勝ち越し発進に貢献、「自分たちのペースでやれている」

 2日の阪神戦で広島の丸佳浩が4安打1打点と活躍し、今季初めてお立ち台に上がった。開幕3試合で11打数7安打、打率.636の好調ぶりに「いいスタートが切れた。続けてやっていきたい」と笑顔を見せた。

「昨年からずっとやっていることだけど、とにかくムダなアウトにならないように、そういう意識でやっているのがいい結果に繋がっていると思う」という丸。第1打席にタイムリーヒットを放つと、8回までの5打席で4安打を記録した。それでもショートフライに終わった4回の打席について「1アウト満塁でああいうバッティングをしてしまったのはよくなかった」と反省も忘れなかった。

 4安打は全て左投手からのものだったが、「左右に関係なく、今はいい準備ができている」と好調をアピールした。3試合で5打点と、3番打者としてポイントゲッターとなっているが、「今まで通り、まずは自分のできることをやるしかない。自分で決めようというよりは、後ろにつないでいく意識をしっかり持つようにしている」。昨年リーグ優勝の原動力となった、つなぐ意識の継続を強調した。

 広島は9-1で勝利し、開幕カードを2勝1敗で勝ち越し。「試合展開的にも、自分たちのペースでやれていると思う」という丸は、本塁打なしで9点を奪った打線について「チームとしては、今日みたいな攻撃が理想」と話した。その表情には自信がみなぎっていた。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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