まさかの開幕戦炎上KOの田中将大 投手コーチは心配なし「忘れた方がいい」
自慢の制球力が影を潜めて7失点に右腕「すぐ切り替えてというのは…」
日本人初の3年連続開幕投手として2日(日本時間3日)、敵地でのレイズ戦に先発したヤンキース田中将大投手。これまでレイズ戦では6勝負けなし、敵地トロピカーナフィールドでは3勝負けなし、など、心強いデータを携えて開幕のマウンドに上がったが、まさかの大炎上で今季初黒星を喫した。2回2/3で2被弾を含む8安打7失点(自責7)。チームは球団ワースト記録となる開幕戦6連敗、自身も3度目となる開幕戦登板を白星で飾れなかった。
降板後はベンチでうつむいたままの田中は、試合後の会見では「スプリングトレーニングの最初から、今日を目指して調整してきたので、こういう結果になって非常に悔しいです」と声を落とした。この日は代名詞とも言える制球力がなく、評価の高い試合内での修正力も影を潜めた。今春のオープン戦では6試合に登板し、3勝1敗、防御率0.38という圧巻の仕上がりだっただけに、この日の乱調は本人ですら想定外だったようで「すぐ切り替えてというのは正直難しいですね」と、素直な気持ちを吐露している。