昨季新人王が初登板へ 日ハム高梨「縁がある」マリンで「いい流れ作りたい」

磨きかけた直球を武器に初白星へ、「いい準備ができている」

 日本ハムの高梨裕稔投手が、4日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する。昨季10勝を挙げて新人王に輝いた右腕は、磨きをかけた直球を武器に白星発進を目指す。

 最終調整登板となった先月28日のイースタン・リーグDeNA戦では6回を1安打無失点、8三振を奪う圧巻の内容で締めた。「いい準備ができている。いい真っすぐを投げて、いいカウントで投げられれば、結果はついてくる」と確かな手応えをもって今季初戦に挑む。

 開幕に向けて、オフから直球の質にこだわってきた。「ファウルや空振りを取れている。オープン戦でも四球は多くなく、制球も良くなっている。不安なく試合に入ることができる」と成果を語る。進化を支えるのは、しっくりきているフォーム。「上と下のタイミングが合って強いボールが投げられている」と自信を深めている。

 ZOZOマリンは、一昨年5月3日にプロ初登板を果たした球場だ。

「縁がある球場。去年の初戦もあそこ。いいイメージがある。楽しみ。週の初めにいい流れがつくれるように。なるべく長いイニングを投げて中継ぎの負担を減らしたい」

 ローテショーンの中心を担う自覚も十分。好調右腕が、ロッテ、オリックスと2カード続くビジター6連戦の先陣を切る。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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