ダルビッシュ初開幕投手も乱調5四球で勝敗つかず 7回には2暴投で1失点

6回1/3を4安打4奪三振5四球4失点、開幕初勝利を飾れず

 自身初のメジャー初開幕投手を任されたレンジャーズのダルビッシュ有投手が3日(日本時間4日)、本拠地でのインディアンス戦に先発。立ち上がりこそ力強さを見せたが、5四球と制球が定まらず、6回1/3を投げて1被弾を含む4安打4奪三振5四球4失点(自責4)だった。1点リードの7回途中に降板したが、チームは8回に追いつかれ、勝敗はつかなかった。

 打線の援護に応えられなかった。立ち上がりこそ、最速98マイル(約158キロ)に達する力強い速球でインディアンス打線を攻めたが、徐々に制球が乱れた。2回にはオドルの先制弾で1点リードするが、直後に犠飛で追いつかれ、3回にはゴメスのソロ弾とオドルの2打席連続弾で4点リードしたが、4回に2点弾を献上。打線が作る流れをつなぎ切れなかった。

 2点リードの5回には、無死満塁のピンチを招くも、投ゴロ併殺と一ゴロに打ち取り、無失点。3者凡退とした6回には落ち着きを取り戻したに見えたが、7回1死からディアスにライトへ二塁打を運ばれると、自らの2暴投で1点を失い、1点差に詰め寄られた1死一塁の場面で降板した。

 98球を投げてストライクは56球。勝利投手の権利を持ったまま降板となったが、5四球2暴投でチームに流れを呼びきれず。8回には2番手ブッシュがエンカーナシオンに同点弾を浴び、今季初勝利は消えた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY