開幕4連敗に「我慢」…ロッテ伊東監督「ニュース見てないので順位わからない」

4試合でわずか6得点、「打つまで我慢しましょう」

 打てない。守れない。「寒いな……」。開幕4連敗にロッテ伊東監督は力なかった。

 昨年の日本一チーム日本ハムを迎えた4日の本拠地開幕戦。初回にキャプテン鈴木が「絶対勝たなきゃいけない」と昨年の新人王高梨の135キロフォークを中前に弾き返す先制タイムリー。しかし終わってみればこの1点だけで1-6で敗れた。チーム打率1割台ではどうしようもないが、4試合で6点しか取れていない。

「我慢するしかない状態。打つまで我慢しましょう。石川も球数も若干多く、我慢して自分のピッチングをしてくれた」と我慢という言葉が指揮官の口から何度も漏れた。4番のパラデスが3打席連続を含む4三振。ダフィーも無安打で2三振では打線にならなかった。

 自慢の中継ぎ陣も、堪え切れなったのか、藤岡、東條と四死球絡みから連続してタイムリーを許して7回に4失点。「今は焦らないこと。開幕から新聞や(テレビの)スポーツニュースは見ていないので、順位がどうなってるとかわからない」と伊東監督。どうやら口惜しさが倍化するので、外からの情報はシャットアウト?しているという。「早く新聞読みたいですよ」と言って、報道陣を驚かせた。

 2002年にあの開幕11連敗を記録したチームだが、早めに悪夢を振り切らねばなるまい。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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