新天地でも輝く上原浩治、米解説者称賛「幻惑的」&「史上最高の数字」紹介

新天地でも紹介された驚異の数字、解説者も称賛する投球

 この日の実況も「投球モーションがすごく速い。彼は豪速球を投げません。スプリットが決め球で、右打者よりも左打者に効果的に決まっています」と指摘。するとデシェイズ氏は「彼のフォーシームはスピン率が高いので、幻惑的で見えません。スプリットと偉大なコンビネーションです」と称賛した。

 また、実況も奪三振と与四球の割合について「ウエハラは2013年に100奪三振以上で10四球以下を達成した初めてのピッチャーになりました」と補足。その指摘通り、上原はレッドソックスでワールドシリーズ制覇に貢献した同年、74回1/3で101奪三振、9四球と際立った数字を残している。

 上原はウォンを二飛、アダムスを中飛、ファウラーを三振に仕留めて初ホールドをマーク。アダムスの打席では中堅の好捕にも助けられ、2戦連続で零封となった。新天地で初ホールドを手にした上原がメジャーで刻んできた偉大な記録は、カブスファンも知るところとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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