ドジャース前田、今季初黒星も指揮官は一定の評価「回を追う毎に上向いた」

序盤に3失点も4回、5回は二塁を踏ませず無失点

 今季初先発となった4日(日本時間5日)の本拠地パドレス戦で、5回3失点を喫して黒星スタートとなったドジャースの前田健太投手。味方の援護もなく5回の打席で代打を送られた右腕のパフォーマンスについて、ロバーツ監督は「回を追う毎に上向いた」と、一定の評価を与えた。

 前田が得点を許したのは序盤だった。初回にソラルテに中堅へ先制タイムリーを許すと、続くシンフの遊犠飛で2点を失った。さらに、3回にもソラルテにソロ弾を浴びて3失点目。4回、5回は二塁を踏ませずに無失点としたが、5回の打席で代打を送られて降板した。
 
 序盤にもたついてしまった自身のピッチングについて、球団公式サイトによれば、前田は「今季初登板だったので、若干落ち着きがありませんでした。ストライクも思ったように投げることが出来ませんでした」と通訳を介して振り返ったという。ロバーツ監督も「序盤、ケンタは速球を狙い通りに投げられなかった」と分析。だが、同時に「回を追う毎に、ボールの状態は上向いた」と、尻上がりに調子を上げた事実に対して一定の評価を与えたそうだ。

 この日はドジャース打線が封じ込まれ、0-4で完封負け。前田は2年目のシーズンを黒星発進となってしまった。次回の登板予定は9日(同10日)敵地でのロッキーズ戦だ。打者有利と言われるクアーズフィールドが舞台となるが、持ち前の制球力で1勝目を飾りたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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