ジーターがマーリンズ買収交渉開始と米報道 売却額は最大約1767億円とも

交渉担当がサムソン社長と接触か? ブッシュ元州知事も買収に興味

 昨年から身売りの噂が絶えないマーリンズだが、新オーナーに未来の殿堂選手が就く可能性があるようだ。米テレビ局「FOXビジネス」公式サイトによれば、元ヤンキース主将のデレク・ジーター氏が買収競争に参戦しているという。

 以前から買収への興味を報じられていたジーターだが、ここへ来て具体的な状況が報じられた。マーリンズの買収には、少なくとも3者が興味を示しており、そのうちの1つがジーター氏を代表とする投資グループだという。記事によれば、ウォール街で名を馳せた元モーガン・スタンリー社のグレゴリー・フレミング氏を交渉担当に立て、マーリンズのデービッド・サムソン社長と買収の話し合いを持っているそうだ。

 マーリンズといえば、日本が生んだ“レジェンド”イチロー外野手、今季からは田澤純一投手が所属しているが、もしジーター氏が買収に成功すれば、イチローにとって、かつてのチームメイトがオーナーになる。

 その他にも、元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏率いるグループが買収に興味を示しているとか。ジェブ氏の兄でもある第43代大統領のジョージ・W・ブッシュ氏は、かつてレンジャーズの共同オーナーでもあり、ブッシュ一族はスポーツに造詣が深いことでも知られている。

 現在マーリンズのオーナーを務めるジェフ・ローリア氏は、2002年に球団を購入した時、1億5800万ドル(約174億6000万円)を支払ったとされるが、現在その資産価値は8億ドルから16億ドル(約884億円から1767億8700万円)に達するという。ローリア氏は適切な相手が見つかれば、球団を売却する意向を示しているが、果たしてジーター氏が夢の球団オーナーになる日は近いのか?

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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