巨人OB川口和久氏が見るバッテリー陣のカギ、7年目右腕に送る叱咤激励

WBCで急成長を遂げた捕手・小林「その経験を自分のチームでどれだけ生かせるか」

 投手陣が実力を十分に発揮するためには、バッテリーを組む捕手が果たす役割も大きい。川口氏は、今年のチーム全体のカギとして、WBCで大きな成長を遂げた小林誠司捕手の存在を挙げる。

「WBCで成長してどう球団に帰ってくるか。バッティングもチーム(侍ジャパン)トップの(打率).450と非常に状態がいいですね。WBCが終わって(巨人で)評価されなかったら意味がないと思います。日本のトップのピッチャーのボールを捕った、その経験を自分のチームでどれだけ生かせるか。新加入の山口俊、吉川、森福をどれだけ気持ちよく投げさせられるか。小林がカギを握っていると思います」

 3年ぶりのV奪回に向けて好発進した2017シーズンの巨人。才能ある投手陣がいかに高い意識を持てるのか、正捕手・小林がWBCでの経験をチームに還元することができるのか。3年ぶりリーグ優勝にはバッテリー陣の奮起は欠かせない。

【了】

篠崎有理枝●文 text by Yurie Shinozaki

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY