早くも加熱する田中の去就問題 “再契約なし”との報道をヤ軍GM「否定」
契約破棄行使なら再契約しないとの報道に…キャッシュマンGMがNY紙で「何も議論してない」
エース右腕の田中将大投手が契約破棄を選択した場合、ヤンキースは再契約に動かないとする一部メディアの報道について、球団社長らが早々に“否定”したと地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じた。
田中は7年総額1億5500万ドル(約171億円)の大型契約の4年目となる今季終了後、残りの契約を破棄してFAとなれる「オプトアウト」の権利を持っている。昨季は31試合登板で199回2/3を投げ、14勝4敗、リーグ3位の防御率3.07と好成績を残したが、同じようなパフォーマンスを見せてFAとなれば、さらにいい条件の契約を複数の球団から提示されることは確実だ。
そうなった場合、ヤンキースも再契約に動くと見られていたが、ニューヨークの地元紙「デイリー・ニューズ」は6日(日本時間7日)に「マサヒロ・タナカがオプトアウトしてもヤンキースは彼を追わない、関係者が述べる」とのタイトルで記事を掲載。オプトアウト後の田中との再契約はさらにコストがかかるものとなるため、球団関係者は否定的な考えを明かしたと伝えていた。
しかし、その後、「ニューヨーク・ポスト」が「ヤンキースは田中に対してオプトアウトに関して最後通告を出してはいない」と報じた。「デイリー・ニューズ」の記事を受けて、ヤンキース番の名物記者であるジョージ・キング3世は「ヤンキースは、エースであるマサヒロ・タナカが今季終了後にオプトアウトしFAとなった場合、引き留めをしないという一報を否定した」と記している。