楽天岸、雨中の好投で移籍後初勝利 チーム内から絶賛相次ぐ「安心感が違う」
6回103球4安打1失点で1勝目、茂木は「岸さんのペースで試合が進む印象」
相性抜群の相手には、雨も、ぬかるんだマウンドも、そして流血も関係なかった。インフルエンザで開幕投手を断念した楽天岸孝之投手は9日のロッテ戦に今季初先発。6回103球4安打1失点で西武からFA移籍後初勝利を挙げ「チームに迷惑をかけたので、(いい)雰囲気を壊さないようにマウンドに立った」とヒーローインタビューで歓声に応えた。
楽天は初回に1番・茂木が唐川から先頭打者アーチ、島内は中前適時打といきなり2得点。打線の援護にも助けられた岸は、2014年5月にはノーヒットノーラン、昨年は2勝0敗で防御率1.00、通算でも10勝2敗と得意のロッテ打線を手玉にとった。
「コントロールがいいので、ロッテの打者は打ち急いでいる感じで、岸さんのペースで試合が進む印象だった」と茂木。MAX146キロの直球をコーナーいっぱいの低めに決め、チェンジアップも効果的に使い5回まで3安打に抑えた。