田中将大が2戦目も「グッドに程遠い」投球 NY紙「こんなのタナカじゃない」

2試合連続で期待に応えられないエース「不満げなボディランゲージは彼らしくない」

 この日、ヤンキースを襲った不運は、期待外れの田中だけではなかった。5回攻撃で正捕手サンチェスがファウルを打った際に右上腕二頭筋を負傷して途中退場。10日間の故障者リスト(DL)入りとなったが、攻守の要となるサンチェスの離脱は大きな痛手だ。

 そんな中、地元紙「ニューズデイ」電子版では「ヤンキースにはどっちが悩み?? ゲイリー・サンチェスとマサヒロ・タナカ」と題した記事を掲載。負傷のサンチェスと不調の田中を比較し、どちらも今季の頼みの綱だっただけに大打撃を受けているチームの様子をつづっている。また記事では、自分のパフォーマンスに納得がいかず、ムッとした表情を浮かべて足にグラブを叩きつけた田中の様子を紹介し「不満げなボディランゲージは彼らしくない」と分析。「まだわずか2試合だが」と断りながらも、冴えない結果が続く右腕について「こんなのタナカじゃない」と言い切った。

 これだけ地元紙から厳しい言葉が飛び出すのも、エース田中将大にかける期待が大きいからこそ。3度目の正直ではないが、次回こそ周囲の期待に応えられる、そして何よりも自分で納得できるパフォーマンスを披露し、今季初勝利を飾りたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY