楽天茂木が早くも3号、「小学生以来」の先頭打者弾 「たまたま本塁打に」

岸の移籍後初勝利を援護、「指2本分バットを短く持って」大仕事

 リードオフマンに起用されている2年目の楽天茂木が、9日のロッテ戦で「小学生以来」という初回の先頭打者アーチを放ち、岸の移籍後初勝利を強力に援護した。

 唐川の初球141キロから3球見送って1ボール2ストライク。「1球も振らずに追い込まれたので、何とかバットに当てようという思いが、たまたまホームランという結果につながった。岸さんが先発で、先制点が大事と思っていたので、本当によかった。指2本分バットを短く持った」と気合の一発だった。

 2日のオリックス戦で西から今季1号を放つと、4日にはWBCの活躍で名前は“ワールドワイド”になった侍ジャパン戦士の千賀から2号3ラン。開幕から8試合で早くも3本の量産体制。昨年の新人王は日本ハム高梨に譲ったが、2年目もスタートダッシュを切った。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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