マ軍が9回に7失点大逆転負け 岩隈久志は「0.04%の悲劇」で今季初勝利消滅

直近6年間で「6点以上リードして9回に入ったチームは2529勝1敗」

 球団の発表によると、エンゼルスが9イニングの試合で最終回に7得点して1点差で勝利したのは、1986年8月29日のタイガース戦以来31年ぶり。その時は9回裏に8得点して13-12でサヨナラ勝ちしている。また、マリナーズの発表によると、9回に7失点を喫してのサヨナラ負けは、1998年4月10日ののレッドソックス戦以来19年ぶり。7-9でレッドソックスに敗れていた。

 また、ESPNスタッツ&インフォはツイッターでデータを紹介。「2011年以降、6点以上リードして9回に入ったチームは2529勝1敗。唯一の負けは、昨年5月28日にロイヤルズがホワイトソックスを破った試合」。この試合ではロイヤルズが9回裏に7得点して8-7で勝利している。直近6年間のデータでは、99.96%の確率で勝つはずの試合で、岩隈の白星が消滅。「0.04%の悲劇」に見舞われたことになる。

 今季初登板の4日(同5日)アストロズ戦でも、6回4安打2失点と好投しながら敗戦投手となった岩隈。開幕2戦で防御率2.25と安定した投球を続けただけに、白星がつかなかったのは、あまりにも不運な結果と言える。
 
【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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