上原浩治、世界一球団で早くも存在感 本拠地初戦で無失点「よっしゃ~~」

本拠地デビュー戦は味方失策の不運で失点も、サヨナラ勝利に貢献「頑張ってきました」

 カブスの上原浩治投手は10日(日本時間11日)、本拠地開幕戦のドジャース戦に5番手で登板。ピンチでマウンドに上がり、味方の失策で同点とされる不運はあったものの、2/3回を無安打無失点に抑えた。チームは9回サヨナラ勝ち。開幕から4試合連続無失点とした上原の投球が、勝利を呼び込んだ。

 1点リードの8回。カブスの4番手ストロップが1死一、二塁のピンチを招く。マドン監督は、ここで上原を投入。新加入の右腕にとって、これが本拠地リグレー・フィールドでの登板はキャリア初となった。

 厳しい場面で、ドジャースのアトリーを1ボール2ストライクから直球で一ゴロに仕留める。リゾが二塁に入った遊撃ラッセルに送球。併殺でチェンジかと思われたが、一塁ベースカバーに入った上原への名手ラッセルの投球が大きく逸れて、二走フォーサイスの生還を許してしまった。

 あまりにも不運な形で同点に追いつかれる形となったが、ベテラン右腕は集中力を切らさない。2死一塁でプイグを86マイル(約138キロ)の直球で空振り三振。同点で切り抜けると、9回も守護神デービスが無失点に抑え、その裏にリゾのサヨナラタイムリーが飛び出した。

 上原は登板後、ツイッターで「よっしゃ~~、サヨナラ勝ち (o^^o) 打者2人、頑張ってきました」と投稿。4試合連続無失点の好投が、本拠地開幕戦の劇的勝利をもたらした。この日は10球を投げてストライクは7球。防御率は0.00のまま。世界一球団で、42歳の右腕が早くも存在感を見せている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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