マーリンズの球団売却商談が進行中 今季中の売却も? サムソン社長示唆

複数グループと売却について交渉中「現状は4回あたり」

 昨年末から頻繁に話題に上がるマーリンズの球団売却問題。先日は、将来殿堂入りが確実とされる元ヤンキースの主将デレク・ジーター氏が率いる投資家グループや元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏らが買収に動いているとの報道があった。これを受けて、マーリンズのサムソン社長は11日(日本時間12日)に記者との質疑応答に応じ、球団売却問題について「今は4回を戦っているような感じ。以前は2回を超えたことはなかったから、進展はしているが、まだ何が起きるかわからない」と野球に例えて話したという。地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版が伝えている。

 記事によれば、サムソン社長は球団買収に興味を持つ複数のグループと商談が進行中であることを明かし、今季終了までに新オーナーが誕生したとしても驚きはしないと話したそうだ。それというのも、現オーナーで美術商のジェフリー・ローリア氏が「進んで(商談に)耳を傾けている」からだ。

 ローリア氏は2002年にマーリンズのオーナーに就任する以前、2000年シーズンからエクスポズ(現ナショナルズ)の共同オーナーだった。メジャー球団のオーナーとなって18年目を迎えた今季、球団売却に対して以前にも増して興味を示しているという、

 サムソン社長は「(商談相手を)リスペクトしたい」という理由から、交渉相手の具体的な情報は明かさなかったというが、現在の状況を野球に例えて説明したという。

「4回まで進んだと言えるのか。試合では4回以降もいろいろなことが起こり得る。そう考えると、現状は4回あたりと言えるだろう。これまで2回を超えたことがなかったのだから、進展はしている。でも、まだいろいろなことが起こりうるが」

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