1軍登録抹消の日ハム中田が心境を吐露「自分自身が腹立たしいし、悔しい」

右内転筋の負傷で戦線離脱、最短復帰は23日西武戦

 右内転筋を痛めている日本ハムの中田翔内野手が13日、1軍選手登録を抹消された。この日札幌ドームで行われるソフトバンク戦を前に球場を後にした中田は「箇所が箇所なので再発したらもっと長引くかなと。僕からしたら10日間もいらないと思うけど、首脳陣の方やトレーナーの方がいろいろ考えてくださった。土台を作り直して、レベルアップして戻ってきたい」と前向きに語った。

 9日のオリックス戦(京セラドーム)で右足付け根の痛みを訴えた中田は、10日に右内転筋筋挫傷1度と診断され、11、12日のソフトバンク戦を欠場していた。この日は4日ぶりにティー打撃とフリー打撃を実施して状態を確認。「力を入れて振っているわけではないが、今日の動きなら問題ない。思ったよりも(治りは)早い。明後日から少しずつ確認しながらフルスイングできる状態にしたい」と説明した。14日に千葉・鎌ヶ谷に移動し、最短10日での復帰を目指す。

 開幕から3勝8敗と苦戦が続くチームを離れることについて質問が及ぶと、苦しい心の内を明かした。「自分自身が腹立たしいし、悔しい。でも、みんな『中田さんがいない間に借金を0にしておきます』と声をかけてくれて嬉しかった。完璧に治して、帰ってきたらみんなに恩返ししたい」と、早期復帰の決意を語った。

【了】

石川加奈子●文 text by Kanako Ishikawa

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