ヤンキース資産価値は44年で6627%増!? 米経済誌が30球団資産価値発表

カブスは7年で球団価値が180%増

 ESPN公式サイトよれば、昨季108年ぶりの世界一に輝いたカブスは26億7500万ドル(約2917億円)という資産価値がついているが、2009年に現オーナーのリケッツ一族が球団を買収した時は8億4500万ドル(約921億3400万円)だったという。インフレの影響を加味した場合、カブスの球団価値は180パーセント増となっているそうだ。

 近年本拠地リグレーフィールド周辺の土地を買収し、再開発に取り組んでいたカブスは、今季から「パーク・アット・リグレー」という施設をオープンし、より多くの観客動員と試合開催時の収益増を狙っている。リケッツ一族の代表でもあるトム・リケッツ氏は「ビジネス面とチームの成績が一致する時が来るための計画を練っていた。だが、すべてが同時に結果に現れるなんて、幸運だとしか言いようがない」と話したそうだ。

 また記事では、1973年に故ジョージ・スタインブレナー氏がヤンキースを買収した当時の値段も紹介。当時スタインブレナー氏は1000万ドル(約10億9000万円)を支払ったそうだが、これもインフレの影響等を加味すると、今年の資産価値は当時の6627パーセント増に当たるそうだ。

 こういった数字を見ても、メジャーが1つのビジネスとして成り立っていることが分かると言えそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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