田中将大が今季初勝利! 日米通算250先発試合で7回途中5安打3失点の粘投

初回に先制2ラン浴びるも、3回から10者連続凡退

 ヤンキース田中将大投手が14日(日本時間15日)、本拠地でのカージナルス戦で今季初勝利を飾った。今季3戦目にして、ようやく手に入れた白星。田中は初回に先制2ランを浴びながら立ち直り、6回1/3を投げて1被弾を含む5安打5奪三振2四球で3失点(自責3)とした。2点リードの7回1死から1点差に追い上げられたが、打線の援護や好救援に助けられながら、チームを勝利に導いた。防御率は8.36。

 開幕戦は3回途中を7失点、2戦目も5回3失点とくすぶっていた田中が、ようやく復調の兆しを見せた。この日も初回に1死1塁からカーペンターに内角シンカーを右翼席に飛び込む先制2ランを浴びたが、打線の援護を受けながら立ち直った。

 打線はカストロ、ローマインの本塁打などで2回裏に逆転に成功。直後の3回、田中は2死から二塁打と四球で一、二塁としながらも無失点で切り抜けると、徐々に調子を上げた。

 4回から低めの制球が決まりはじめ、テンポよくアウトを重ねた。2点リードの7回に先頭アダムスの打ち損ないが不運な内野安打になるまで、3回最後の打者から10者連続凡退。このまま好調をキープするかと思われたが、1死一塁からペラルタに四球を与えた直後、グリチャックに左翼線へタイムリー二塁打を許し、1点差に追い上げられたところで103球(68ストライク)で降板。なおも1死二、三塁のピンチだったが、2番手クリッパードが好救援で無失点に抑えた。

 1点リードの9回には、守護神チャップマンが2死から四球と二塁打で二、三塁とし、一打逆転のピンチを招いたが、最後はファウラーを二ゴロに仕留めて、試合を締めた。

 この日は日米通算250試合目の先発試合。好調だったオープン戦から一変し、開幕からつまずいたエース右腕だが、ここからの活躍に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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