ソフトBデスパイネが移籍初アーチ 「まだまだチームに迷惑かけてるので…」
右中間へ一時逆転の2ラン
ソフトバンクの新外国人、アルフレド・デスパイネ外野手が待望の今季1号アーチを放った。
15日のオリックス戦(ヤフオクD)。2点ビハインドで迎えた3回だった。川島が遊撃内野安打で出塁。2死二塁から内川の中前適時打でまず1点を返すと、ここで価値ある一発が飛び出した。2ボールからの3球目。オリックス先発のコークが投じた133キロのチェンジアップをはじき返す。快音を残した打球は右中間席へ飛び込む逆転の2ランとなった。
今季、ロッテからソフトバンクに加わったデスパイネだが、開幕からなかなか調子が上がってこなかった。この日の試合前まで44打数9安打、打率.205。打点わずか1、本塁打なしと打線のブレーキとなっていた。「動く球が多かったので狙っていて、打った瞬間入ったと思いました。とりあえず一本出て、ホッとしています。まだまだチームに迷惑をかけているので、もっと打ちたい」とコメントしたデスパイネ。今季14試合目で飛び出した移籍後初アーチ。助っ人砲にとって、浮上のきっかけとなるアーチとなりそうだ。
【了】
福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani