田澤純一はソロ被弾も…直後にマ軍逆転で今季初白星、イチローは代打で三振

田澤が今季3被弾目も逆転勝ち、イチローは今季11打席で5三振目

 マーリンズは15日(日本時間16日)、本拠地でのメッツ戦に5-4で勝利した。田澤純一投手は8回に3番手で登板し、痛恨のソロ本塁打を被びて1回1安打1失点1奪三振。しかし、直後の攻撃でイエリッチの同点2ラン、スタントンの勝ち越しソロが飛び出し、田澤に今季初白星がついた。イチロー外野手は8回に田澤の代打で登場して、3球三振に倒れて今季2安打目はならなかった。今季は11打席で5三振となっている。

 マーリンズは1点リードの7回、好投していた先発コンリーがつかまり、グランダーソンにタイムリースリーベースを浴びて同点。コンリーはここで降板となった。さらに、2番手マクゴワンが犠飛を浴びて、勝ち越しを許す。

 田澤は1点ビハインドとなった8回に3番手で登板。先頭レイエスは直球で遊飛に打ち取った。しかし、続くカブレラには外角を狙った直球が真ん中付近に甘く入り、ライトスタンドへと運ばれた。これで今季6試合で3被弾目。打たれた瞬間、田澤はがっくりと肩を落とした。

 その後、強打者セスペデスは直球で空振り三振、フローレスは左飛。しかし、今季は6試合中4試合で失点を喫しており、防御率は7.20となった。

 イチローは2点ビハインドとなった8回裏の攻撃で田澤の代打として出場。先頭で打席に立つと、中継ぎ左腕サラスに2球で追い込まれ、最後は高めへの90マイル(約145キロ)の速球で空振り。3球三振で8打席連続無安打となった。

 イチローは8日(同9日)の敵地メッツ戦で初安打を記録してから、3試合続けて代打で無安打。14日(同15日)は今季初先発も4打数無安打に終わっていた。メジャー通算3031安打のままで、歴代24位のロッド・カルー(3053本)まで残り「22」と変わらず。今季は11打数1安打5三振で打率は.091となっている。

 それでも、マーリンズはこの回、2死からロハスが四球で出塁すると、イエリッチがライトへ同点ソロ。さらに、続くスタントンがセンターへ弾丸ライナーで決勝ソロを運び、5-4で勝利した。田澤は痛恨の一発を浴びたものの、今季初勝利を挙げた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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