阪神原口が決勝打、首位広島に勝ち越し 金本監督の“怒り”から決勝点

10連勝で乗り込んできた広島は今季初の負け越し

 阪神が16日、本拠地での広島戦に2-1で勝利し、カード勝ち越しを決めた。同点の8回に原口が決勝打。広島菊池の守備で糸原が微妙な判定でアウトとなり、金本監督が怒りの表情を見せる場面もあったが、その直後に貴重な決勝点をもぎ取った。

 広島が初回に鈴木の犠飛で先制すると、3回には阪神が糸井の一ゴロで1点を奪い、同点に追いつく。その後は、両チームの投手が好投。能見は5回6安打1失点と粘りの投球を見せ、広島九里は7回まで2安打に抑えた。

 1-1の同点で迎えた終盤8回。阪神は先頭・糸原がセンターへ抜けようかというゴロを打つ。しかし、名手・菊池が回り込んで掴むと、一塁へ素早く送球。糸原が頭から滑り込んだものの、微妙なタイミングでアウトとなった。

 この判定に金本監督は怒りの表情。ベンチから飛び出して一塁塁審に詰め寄ろうとしたが、制止された。ただ、その後、阪神は高山のヒットなど好機を作ると、原口が勝ち越しタイムリー。終盤8回に貴重な1点をもぎ取った。

 9回はドリスが無失点に抑えて2-1で勝利。10連勝で甲子園に乗り込んできた広島の勢いを止め、勝ち越した。広島は今季初のカード負け越しとなった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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