西武ウルフが先発7連勝 辻監督も高評価の助っ人が「心がけている」こと

ロッテ戦で6回零封、「リラックスして投げることが出来た」

 昨年から先発6連勝中の西武ブライアン・ウルフ投手が16日のロッテ戦で連勝を「7」に伸ばした。

 初回に2点の援護をもらうと、その裏2死二、三塁と一打同点のピンチを招いたが、井上を149キロのツーシームで遊ゴロ。6回82球4安打の無四球でロッテ打線をゼロに抑え、今季早くも3勝目をマークした。

「初回のピンチを抑えたのがね。テンポもいいし、連打を浴びる心配がない。この球場は割りに変化するから」と辻監督。本塁方向への8メートルの風がスタンドではね返り、得意のツーシームやカットボールがよく曲がって、2回以降ロッテ打線を翻弄した。注文通りバットの芯を外し、6回まで外野に打球が飛んだのは4回のパラデス、井上ぐらいでほとんどが内野ゴロアウトだった。

「早い段階で得点してくれ、リラックスして投げることが出来た。自分が投げる時は、(守りの時間をなるべく減らすように)少しでも早くマウンドを降りることを心がけている。それが野手にもいい影響が与えられているのでは」とウルフ。投球のいいリズムとテンポが、先発7連勝を導く要因だった。

【了】

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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