ダルビッシュ、鬼門オークランドで白星ならず 6回途中3安打4失点で降板

通算1勝3敗、防御率5.72と相性悪い敵地で、また勝てず

 今季2勝目を目指すレンジャースのダルビッシュ有投手が18日(日本時間19日)、敵地でのアスレチックス戦に先発し、5回1/3を投げて3安打2四球4奪三振4失点(自責4)。2点リードの6回に同点とされ、なおも1死一、二塁としたところで、82球(51ストライク)を投げて降板した。

 初回からテンポよく打者を斬った。1回は中堅ゴメスの好守に助けられながら3者凡退。2回も9球で3者凡退。3回に先頭プルーフを空振り三振とした後、マックスウェルに右前打されるまで、打者7人を連続で退けた。安打を許した後も、落ち着いて後続を二ゴロ併殺に仕留め、二塁を踏ませなかった。

 この日は最速97マイル(約156キロ)に達した速球とスライダーの状態がよく、アスレチックス打線にボールを芯で捉えさせなかった。4回、5回も3者凡退と快調に飛ばした。

 だが、この日はアスレチックス先発トリッグスも好投し、レンジャーズ打線はなかなか得点できずにいた。それでも6回にアンドラス、マザラの適時打などで2点の先制に成功した。

 直後の6回裏、マウンドに上がったダルビッシュは先頭プルーフに四球を与えると、1死からロサレスに同点2点弾を左翼スタンドに運ばれる。さらに、続くデッカーに左中間二塁打、アロンソに四球を許し、1死一、二塁としたところで、マウンドを下りた。後を継いだバーネットが最初の打者ラウリーに四球を与えて1死満塁とした後、デービスに中犠飛を浴びて1失点。なおも2死一、三塁で3番手アルバレスが中前適時打を打たれ、ダルビッシュの残した走者はすべて生還した。

 ダルビッシュは敵地オークランドコロシアムを鬼門としてきた。昨年初勝利を飾ったが、これまで5試合に先発し、1勝3敗、防御率5.72の成績。この日も5回までは快調だったが、惜しまれる6回の投球となった。

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