元中日左腕チェン、マリナーズ戦で7回ノーノーの快投も100球到達で降板

継投ノーノー目前も9回1死で1安打、イチロー、田澤は出場せず

 元中日のマーリンズ左腕チェン・ウェイン投手が18日(日本時間19日)、敵地マリナーズ戦で7回を無安打3四死球2奪三振無失点の快投を披露した。今季初のノーヒットノーラン達成なるかと思われたが、7回を投げ終えて球数が100球に達したところで降板となった。昨年4月21日にカブスのジェイク・アリエッタが達成して以来の快挙達成はならなかった。チームは5-0で勝利し、チェンは今季2勝目。イチロー外野手と田澤純一投手は出場しなかった。

 前回13日(同14日)メッツ戦では3回6失点と炎上したチェンが、シアトルで快投を見せた。4回2死からカノに四球を与えるまで、初回先頭から打者11人を連続凡退。5回と6回も3者凡退とするほぼ完璧なピッチングを見せた。

 打線もチェンの快投に呼応。序盤にボーアの2点弾などで4点を挙げ、チェンを援護した。

 今季初の快挙達成の期待を受けてマウンドに戻った7回、先頭のハニガーにこの日2つ目の四球を与えると、1死を奪った後でクルーズに死球を当て、1死一、二塁。続くシーガーを空振り三振、モッターを三飛に打ち取り、ノーヒットノーランの夢を繋いだ。だが、この回に制球が乱れ、球数は100球に達したことが影響したのか、マッティングリー監督は8回から2番手ジグラーを投入。チェンの快挙達成はならなかった。

 7回を投げ終えてベンチに戻ったチェンは、納得の様子で監督と握手。チームメイトからは労いのハグの嵐を受けた。

 8回はジグラーがノーヒットに抑え、継投でのノーヒットノーラン達成が期待されたが、9回に登板したバラクローが1死からハニガーに右翼へ二塁打を許して快挙ならず。だが、後続は抑えて完封リレー。5-0で勝利した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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