田中将大、今季4戦目でエースの投球 7回1失点で2連勝、初の中4日で好投

味方打線も9得点の大量援護、危なげない投球で前回登板に続いて勝利

 ヤンキースの田中将大投手は19日(日本時間20日)、本拠地でのホワイトソックス戦で先発し、7回6安打1失点6奪三振2四球で今季2勝目を挙げた。今季初の中4日のマウンドで4本の二塁打を許しながらも、味方の好守もあり危なげない投球で最少失点。打線の大量援護もあり、ヤンキースは9-1で勝利して田中は自身2連勝とした。

 田中は初回、3者凡退の好スタート。ヤンキース打線はその裏にヘドリーの2ラン幸先よく先制した。田中は2回先頭のアブレイユに二塁打を浴び、ガルシアは四球で無死一、二塁される。しかし、アッシュはツーシームで遊ゴロ。ショートバウンドで遊撃トレイエスがさばくと、二塁→三塁と転送する味方の好守で併殺に仕留め、2死一塁となった。田中は続くサンチェスを三ゴロに打ち取った。

 ヤンキースは2回も2点を追加し、4-0とリードを広げる。田中は3回は3者凡退の好投。4回は先頭アンダーソンに二塁打を許すと、1死からアブレイユにも二塁打を浴びて1点を返される。さらに、ガルシアには四球で1死一、二塁とするも、アッシュは空振り三振、サンチェスは投ゴロに打ち取り、1失点で切り抜けた。

 田中は5回はストライク先行で9球で3者凡退に抑える好投。すると、その裏にヤンキースはカストロの3ラン、ジャッジのソロで4点を奪い、7点リードとなった。6回、田中は1死からカブレラ、アブレイユに連打を許すも、ガルシアを遊ゴロに仕留めると、アッシュはレフトフライ。味方の好守もあり、2点目は与えない。

 7回は先頭サンチェスに二塁打を浴びたが、ナルバエスは一ゴロ。ガルシアは力のある高めへの直球、サラディーノは外角低めへのスプリットで連続空振り三振。7点のリードを守り、96球で降板した。

 ヤンキースは8、9回と救援陣がリードを守り、9-1で快勝。開幕戦で3回途中7失点と打ち込まれた田中は、2戦目も5回3失点で白星がつかなかったが、7回途中3失点だった前回登板から2連勝。96球を投げてストライクは63球。防御率は6.00。すっきりとしない投球が続いていたが、この日はボールを低めに集める安定感のある内容で、エースとしての役割を果たした。

 ヤンキースは前日に連勝が「8」で止まっていたが、田中の好投などで連敗は免れ、白星を収めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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